2019年09月

Pawpawポポーの実

初めて知ったのは山梨でした。
アケビ⁈なんで見た時は思いましたが、葉っぱもツルでもないので何だろ?な感じでした。
調べると、バンレイシは熱帯原産ですが寒さの耐性もある模様。無農薬で主な害虫もいなく育て易い様です。

「森のカスタードクリーム」と言われていて、匂いが芳醇なトロピカルです。独特で一歩違うと臭いとなってしまうかもですね。


完熟すると木から落ちますが、食べごろではないです。数日経て匂いが芳醇になり、色が変わるでないと柔らかな美味しさの甘みが出ません。
見かけが悪くても味は抜群だったりします。注意はき紫色になれば良い訳でもないのです。緑で柔らかくなるまで収穫して陽に当てて下さいね。

真ん中に種がゴロゴロあるので、切りにくいです。皮を剥きながら、口に含んで食べるのが一番です。
黄色の様でオレンジ色果肉がバナナの様なマンゴーの様な味で、クリーム食感です。

実はポコポコ大小成ります。ほぼ完熟しますので、収穫は沢山できます。


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乾椎茸の工場見学

小さな畑日記担当の井原です。
8月の下旬に娘の夏休みの宿題に付き合って干し椎茸を取り扱っている工場を見学させてもらったので、食の方面の記録としてレポートを書いておきます。

私が住んでいる藤枝市はお茶と乾椎茸(かんしいたけ)が名産物なのですが、娘の小学校の授業で、そのことについて取材して、新聞を作って発表するそうです。
他の子達はお茶をテーマに選んだ中、なぜか一人だけ椎茸を選んだ娘。
しかも椎茸嫌いで普段食べないのにww。

学校でパンフレットのような資料をもらって基礎情報は何とか書けたものの、実体験に基づくような情報が何となく不足してる感じ。お茶をテーマにしていれば「ななや」(藤枝にあるお茶屋さんで抹茶ジェラートが有名なお店)にアイス食べに行った事とかで記事になったのですが、椎茸の方はと言うと、加工品で名産になっているのは藤枝の瀬戸谷地区にある藤の瀬会館で食べられる「せとやコロッケ」くらいでしょうか。
これなら近所の商店街で隔月でやっている100円市の時に出張販売しにきてくれているものを何度か食べたことがあります。揚げたてを買えるし、椎茸が入ったコロッケでとても美味しいです。
これをまとめに入れればいいじゃん!とか思っていたら、娘の新聞の下書きに
「しいたけの工場」の文字がががが。

えええーーー。

工場、見せてもらえるのだか分からないけど、とりあえず私も椎茸についてネットでざっと調べてみました。

 藤枝の椎茸は、お茶農家が扱うお茶と一緒に流通が確立したようで、藤枝市の岡部が、全国各地から椎茸の集まって来る日本有数の一大集散地なんだそうです。
お茶の流通に使われていた蔵や茶箱を保管に使うことで、高温多湿に弱い乾椎茸の品質を状態良く保持できたことから、お茶と共に乾椎茸も取り扱うようになっていき、全国から卸の業者や問屋が集まり、相場が決まるような流通拠点になったそうです。
そんな訳で市内に椎茸関連の会社も多く、探してみたら近所にもいくつか工場が見つかりました。

で、その中でもホームページが充実していた株式会社 丸昌さんに電話をしてみて、工場見学をお願いしたら快く受けて下さいまして、見学、させてもらいました!。

マスクと帽子をして、手洗いして工場に入ります。DSC_3303
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入る時に小さめの個室を通ってエアシャワーを浴びました。
乾物は乾燥しているので、本来ならばここまでやらなくても良いそうなのですが、食品を扱っていると言うことでこちらの工場では行なっているそうです。

全国から集められてきた椎茸が積まれている倉庫を見せてもらいました。DSC_3268
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倉庫内は少しヒンヤリしています。
有数の集散地なだけあって、箱に書かれている産地は北から南まで色々です。

乾椎茸といっても、色々なサイズや色、形のものがありました。
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小粒の物から大きめの物、傘がまだしまっている丸い物から開いて広がっている平たい物、色の黒い物、白い物等々。
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中でも一番の高級品はコレ!と教えてもらいました。
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色が白くてふっくらした「天白冬菇(てんぱくどんこ)」

冬の寒い時期に水に当たらないようにしてじっくり育たないと、こんな風にふっくら肉厚にはならないんだそうです。傘の表面が爆ぜて亀裂が入っているために身の色が白く見えるのですが、これが最上級の乾椎茸だそうです。(それを知らずに白くカビているから換えてくれと言ってきた人が居たんだとかw。)
これと同じようにふっくら花が咲くように傘が爆ぜて亀裂が入って、身の色が茶色がかったものが茶花冬菇(ちゃばなどんこ)。
胞子を飛ばす前の、傘が巻いて開いていない、肉厚で丸みのある椎茸を冬菇(どんこ)と言い、煮物などにするととても美味しく食べられます。
傘が開ききる前に収穫された少し平たい形のものは撰(より)といい、
冬菇(どんこ)に比べて椎茸の香りが強く、味と香りが楽しめるそうです。
傘が開ききってから収穫されたものを香信(こうしん)といい、香りが強いのでみじん切りにして使われることが多いそうです。

集められた椎茸は手作業で形ごとに仕分けされます。
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形が歪なものや傷がついたものを仕分けて、割れたものなどはカット椎茸にされます。
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スライスして細長くしたり、
チップ状にしたり色々な形に加工します。
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この後、金属探知機を通してから重さごとに袋詰めされます。
カット椎茸は原産地で収穫時にカット加工されて乾燥して集められてきたものと、この工場でカット加工するものの2種類があるそうです。
原産地で加工されたものには細かい異物が含まれていたりするので、金属探知機を通して、ゴミやホコリを取り除くために目視で選り分けていました。
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この工場でカット加工する際は、一度乾椎茸を蒸して柔らかくしてからカットするそうです。この工場の裏手を通った時に、時々もわ〜んと椎茸っぽい香りが漂っていることがあったのですが、この時の作業の香りだったんですねw。

石突きの部分はスープの材料にされているそうです。ここでの加工品は小売用のものだけでなく、加工素材として大手の有名な食品会社にも卸されているとのことでした。

工場には冷凍用の倉庫もありました。
虫の卵がついている可能性があるので、一度マイナス23度まで冷やして殺してしまうそうです。
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仕分けられた乾椎茸はグレードごとに分けられ、袋詰めされます。
贈答用のどんこが形を揃えるように丁寧に並べられてパックされていました。
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最後にお土産に、天白冬菇!を少々と、丸晶さんの会社の独自キャラクター、どんこワンのキーホルダーを頂きましたw。来年にはこれの着ぐるみができるそうで、イベントがあった時などに見られるようになるんだとかw。カワイイw。
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いただいた冬菇は、後日じっくり半日、水を吸わせてから砂糖と醤油で煮ました。
肉厚、ジューシーで旨みたっぷり。すんごく美味しかったです!!
乾椎茸の煮汁は高血圧予防に良いそうですよ!

娘は匂いがどうにも苦手らしく、乾椎茸はやっぱり駄目なようですが、今回の取材のおかげで、椎茸に親しめたようで、普通の椎茸は焼けば食べられるようになりましたw。
伊東の実家に帰った時などに天城の方につながりのある親戚のおじさんから、「清助どんこ」という乾椎茸をよくお土産でいただいていたのですが、この伊豆の原木椎茸はブランドものだそうで、今回の取材で結構良いものを頂いていたらしいことがよく判りました。

丸晶さん、色々教えて頂きましてありがとうございました!。

小さな畑の雨水タンク

小さな畑日記です。
なんか更新するペース遅れてますが、ネタ元の写真は撮ってあるので徐々にやっていきますね〜。

さて、畑をやるには水が必要になるのですが、うちでは雨樋で集めた雨水を水源として利用しています。
元々は防災用に使うつもりの備えとして2007年頃にDIYで設置しました。そっかー。もう10年以上使っていることになるんですね。

使っているタンクは漬物が入っていたらしい食品輸入用の蓋つきのポリタンク100L?×2と200Lくらいのもの。
お安くヤフオクで出ていたものをいくつか購入して、ホールソーで穴を開けてパッキングを噛ませて下の方にボールバルブを取り付けてあります。普通の蛇口を使うと水圧がかからない場合は水の出があまりよくないそうなので、コックをひねって通水するボールバルブを採用。水道用の塩ビのパイプを使って、上の方に水の取り入れ口をつけて雨樋側からの水を入れる構造です。

 雨樋のところからの水の分岐はペットボトルで自作したフィルターを使っています。
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日当たりが良い場所にあるため、フィルタ部分にに藻が繁殖したりして汚れるので、年に数回くらいはメンテナンスが必要なのですが、クリーニングがてら分解した時に写真を撮ってみました。
これが雨樋につなげてある自作のフィルターです。日に焼けてペットボトル白濁してます(^_^;)。
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安定させるためにペットボトル二重にして引っ掛けてあります。スライドして上のフィルタ部分を外します。
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取り外した写真がこれ。もう10年以上使いっぱなので、ホースが劣化しちゃって爛れた感じになっちゃってますが、使用には特に問題なし。
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全部分解すると。
 フィルタになる金属メッシュの部分
 内筒のアルミ缶
 外側のペットボトル
 タンク側へ水を逃すための取水用のペットボトルの口の部分
 ペットボトルの口につけて簡易じょうろにするパーツを切ったもの(ホース連結用に加工)
 タンクへ連結するホース
 ホースをしっかり固定する金属製のリングベルト

というパーツになります。
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ざっくりと構造を図解するとこんな感じ。雨樋を通って落ちてきた雨水は、フィルタで大きいゴミを取り除かれ、外筒のペットボトルとアルミ缶の間に溜まって、脇の取水口からタンク側に流れるという仕組みです。ゴミと多すぎる雨水はオーバーフローとして下水に流れます。
雨水タンク構造

雨樋の中をゴミが通ってきた場合にそれを取り除くのがメッシュのフィルターです。(100均で買った茶漉しをメッシュの薄いアルミ板にステンレスワイヤーで縫い付けて改造。)
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フィルタを外すとこう↓。
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使う時は手の指のあるあたりにメッシュがつけてあります。
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取水口(プラのじょうろを切った部分)を外した様子がこう↓。IMG_8197
内側に大きめの口径のアルミ缶の筒↓。
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アルミ缶で作った内筒を外すとこう↓。IMG_8195
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アルミ筒は飲料用の広口のボトル二本を切って上下に噛ませて作りました。この内筒は水道補修用の白いテープを片方の口に巻いて、一番下にくるペットボトルの穴にねじ込んで密着させて固定します。

外筒のペットボトルの脇に出ている取水口は、開けた穴に別のペットボトルから切り離した口の部分を噛ませてあり、じょうろの口をつけた時にパッキングでしっかり密着するようになっているので、水漏れせずに雨水タンクに流れていきます。


…なんかフィルター自慢になってしまった。
作るのが楽しくなっちゃって私はフィルタを自作しましたが、庭木の水やりに雨水使うだけなら雨樋直結でも全然問題ありません。

うちでは雨水タンク、使えるようになってから余った水がもったいなくて畑を始めた感じなのですが、いざという時に生活用水として使えるので、防災用品として雨水タンクオススメですよ!

「化学物質過敏症になったいきさつ」と止まらない鼻血

ぽたぽたと滴下の音がはっきり聞こえるような勢いの鼻血が4時間程度。

止まらない鼻血を受け止めてくれたティッシュたちは、まる2箱分。
吸収しきれず、真っ赤。コンビニ袋がパンパンに膨れているくらいの大量。

あまりにも止まらないので、近くの耳鼻咽喉科に飛び込み、手当てしてもらって初めて止まるというアドベンチャーな体験をしました。

正直、このまま出血多量になって意識が遠のいてしまうのではないかと、恐怖しました。


耳鼻咽喉科に駆け込み、止まらない鼻血の手当てを始めてくれたドクター。
鼻の中をのぞいて、
「おお、これは!」と一言。
そして、続けて、私に投げた質問は、

「化学薬品を扱うような仕事してた??」

でした。

特に、かかりつけのドクターではなく、たまたま出先で鼻血が止まらなくなったので、出先のご近所の初めてお会いするドクター。私の今までの経緯をご存じのわけもないのに、出てきた質問がこれ。

わたしは、
「仕事ではしていませんが、30年以上も前の大学生の時、シックハウスの原因の”ホルムアルデヒド”の遊離量を接着剤から減らすのが卒論テーマで、ほぼ1年、毎日実験で当たっていました。」って、答えました。

「おお、それに違いない」
と、ドクターの反応。

「鼻の中を左右に仕切っている軟骨が溶けて大きな穴が開いてる。ふさげない大きさだよ。鼻の穴が中で左右つながってる。溶剤扱ってる人とか、こうなってる人いるけど。」

絶句する私に、立て続けにドクターは解説する。

「軟骨の中にある血管が露出してて、それから出血したんだよ。結構しっかりした血管だから、普通の鼻血みたいには止まらないよ!今日は、止めてあげられるけど、また出る恐れがあるから、気をつけてね」と、よく聞く「焼いてもらう」っていう処置をしてもらってなんとか止血完了。

「またなる」恐怖と戦う日々が始まりました。

30年以上も前の学生時代の実験で、漠然と「薬品にあたると体調が悪くなる」と感じていた私は、20歳そこそこで「化粧品も天敵だな」と感じ、「化粧品は使わない」選択をしてきました。
まだまだ保守的な1980年代、時代はバブルが始まり、過激なメイクをする人は増えて市民権を得てきても、仕事にノーメイクでいく私は、なかなか市民権は得られませんでした。職場の偉い人に「仕事なのに化粧もして来ない!」「男でネクタイしてこないのとおんなじだ!」と叱られるしまつでした。

「薬品アレルギーで、化粧などしたら反応が起きる。私に「死ね!」っていうのか!!」と、叫んで反論して何とかノーメイクを通してきました。ひたすら『変わり者』扱いされた20代でした。

結婚していた時も、お姑さんから、「うちの嫁は化粧もしない。身だしなみもろくに整えられない。」みたいな嫌味を言われたり、過敏症に対して「そんなわけないじゃん」などと言われたり……。結構、腹の立つ言葉に反論したり、我慢したりしてきたことが走馬灯のように思い出され、悔しさを反芻してしまいました。

学生時代で薬品類に違和感を感じて以来、避けるように生活しているので、元凶はそこしかない。
大学の実験で化学物質過敏症になるという、新築症候群とは違った経緯であることではあるけれど、間違いなく軟骨が溶けるほどのダメージを喰らっていたことが証明されてしまったわけです。

結構、ショックでした。

目に見えない薬品類を避けなければいけない日々に、「鼻血」を恐れる日々が追加された、今日の報告となりました。
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