小さな畑日記です。
なんか更新するペース遅れてますが、ネタ元の写真は撮ってあるので徐々にやっていきますね〜。

さて、畑をやるには水が必要になるのですが、うちでは雨樋で集めた雨水を水源として利用しています。
元々は防災用に使うつもりの備えとして2007年頃にDIYで設置しました。そっかー。もう10年以上使っていることになるんですね。

使っているタンクは漬物が入っていたらしい食品輸入用の蓋つきのポリタンク100L?×2と200Lくらいのもの。
お安くヤフオクで出ていたものをいくつか購入して、ホールソーで穴を開けてパッキングを噛ませて下の方にボールバルブを取り付けてあります。普通の蛇口を使うと水圧がかからない場合は水の出があまりよくないそうなので、コックをひねって通水するボールバルブを採用。水道用の塩ビのパイプを使って、上の方に水の取り入れ口をつけて雨樋側からの水を入れる構造です。

 雨樋のところからの水の分岐はペットボトルで自作したフィルターを使っています。
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日当たりが良い場所にあるため、フィルタ部分にに藻が繁殖したりして汚れるので、年に数回くらいはメンテナンスが必要なのですが、クリーニングがてら分解した時に写真を撮ってみました。
これが雨樋につなげてある自作のフィルターです。日に焼けてペットボトル白濁してます(^_^;)。
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安定させるためにペットボトル二重にして引っ掛けてあります。スライドして上のフィルタ部分を外します。
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取り外した写真がこれ。もう10年以上使いっぱなので、ホースが劣化しちゃって爛れた感じになっちゃってますが、使用には特に問題なし。
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全部分解すると。
 フィルタになる金属メッシュの部分
 内筒のアルミ缶
 外側のペットボトル
 タンク側へ水を逃すための取水用のペットボトルの口の部分
 ペットボトルの口につけて簡易じょうろにするパーツを切ったもの(ホース連結用に加工)
 タンクへ連結するホース
 ホースをしっかり固定する金属製のリングベルト

というパーツになります。
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ざっくりと構造を図解するとこんな感じ。雨樋を通って落ちてきた雨水は、フィルタで大きいゴミを取り除かれ、外筒のペットボトルとアルミ缶の間に溜まって、脇の取水口からタンク側に流れるという仕組みです。ゴミと多すぎる雨水はオーバーフローとして下水に流れます。
雨水タンク構造

雨樋の中をゴミが通ってきた場合にそれを取り除くのがメッシュのフィルターです。(100均で買った茶漉しをメッシュの薄いアルミ板にステンレスワイヤーで縫い付けて改造。)
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フィルタを外すとこう↓。
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使う時は手の指のあるあたりにメッシュがつけてあります。
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取水口(プラのじょうろを切った部分)を外した様子がこう↓。IMG_8197
内側に大きめの口径のアルミ缶の筒↓。
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アルミ缶で作った内筒を外すとこう↓。IMG_8195
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アルミ筒は飲料用の広口のボトル二本を切って上下に噛ませて作りました。この内筒は水道補修用の白いテープを片方の口に巻いて、一番下にくるペットボトルの穴にねじ込んで密着させて固定します。

外筒のペットボトルの脇に出ている取水口は、開けた穴に別のペットボトルから切り離した口の部分を噛ませてあり、じょうろの口をつけた時にパッキングでしっかり密着するようになっているので、水漏れせずに雨水タンクに流れていきます。


…なんかフィルター自慢になってしまった。
作るのが楽しくなっちゃって私はフィルタを自作しましたが、庭木の水やりに雨水使うだけなら雨樋直結でも全然問題ありません。

うちでは雨水タンク、使えるようになってから余った水がもったいなくて畑を始めた感じなのですが、いざという時に生活用水として使えるので、防災用品として雨水タンクオススメですよ!